ダイニングチェアをはじめとした家具には、当然ながら「木」が使われます。ここでは、ダイニングチェアで使われる木材の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。購入時やオーダーをする際の参考にしてください。
まず、大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類に分かれます。針のような細い葉をもつ「針葉樹」は、天に向かってまっすぐ伸びる特徴を持つため、軽くて切り出しやすく、住宅の柱や梁に多く用いられてきました。この軽くて柔らかいという特性は、樹がまっすぐ伸びるために細胞と細胞の間の空気が多く含まれることに関係しています。
「広葉樹」は、針葉樹とは対照的に、大きく開いた葉を持ちます。幹は太くて、曲がっていることも多いです。細胞と細胞の間の空気が少ないため、重く、硬くなります。その分、強度があって傷がつきにくく、内装材として、また多くの無垢材家具に使用されています。

種類ごとの材質の特徴の紹介・その1

針葉樹と広葉樹に分けましたが、チェアに使われる材は広葉樹が圧倒的に多いです。ここからは個別の材の種類と特徴を見ていきましょう。
まずは、「ナラ(オーク材)」です。ドングリの仲間としてお馴染みであり、粘りをもつ材質であるため、加工がしやすいという特徴を持っています。また、ナラに近い種に「レッドオーク」があります。ナラに比べてやや赤みがかり、目がはっきりとしています。また、ナラと同じく、柾目に虎斑が入ります。家具の他に、ボートの素材などにも使用されます。
世界でも広く使用され、楽器や卓上台などにも使用される「ウォールナット」は、強度があり、狂いが少なく、重厚感・高級感があるため、非常に人気のある材です。また、経年により色味が薄くなっていく点も特徴的。

種類ごとの材質の特徴の紹介・その2

ウォールナットと並んで世界で良く使用される優秀な材に「チーク」があります。美しい柾目と、モンスーン地帯の厳しい環境下で育つことにより、強靭な耐久性をもち、高級木材として有名です。その耐久性の高さは折り紙付きで、家具だけでなく、タイタニック号・クイーンエリザベス号など豪華客船の甲板や内装材にも使われてきました。
明るく美しい柾目・板目を誇る「タモ」は、堅さ・弾力性に富み、家具だけでなく野球のバットなどにも使用されます。明るめの樹種を探している方に人気があります。
北アメリカなどの緯度の高い地域で採れる「メープル」は、その白い材が印象的。その美しさを活かすために、カナダでは-30度になる真冬に伐採を行います。チェアの他にも、ボーリングのレーンやギターやベース材にも使われています。
タモに近く、弾力性があり加工に優れている「ホワイトアッシュ」は、その名の通り清潔感ある白色で、美しい目を持ちます。適度に硬く、耐衝撃性もあるため、イスに利用しやすい材です。